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心と身体に優しいインド舞踊

インド古典舞踊(モヒニアッタム)で、心も身体も元気に!

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苦手なことに挑戦すること

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この四か月間、最も苦手なことに挑戦してきた。
それは、歌うこと。自他ともに認める音痴。
カラオケなんて行ったら、場が静まり返るほどの音程が取れない。からかうのも躊躇われるほど酷いのだ。
なぜ、それなのに挑戦してきたか?
それは、ヴォーカリズムという新しい資格を取るため。
長年ヨーガを教えているが、中には、年齢を重ねていくことで元気がなくなってくる人も増えてくる。
誤嚥や失禁で悩んでいる方もいる。
正しい発声練習をすることは飲み込む力を付けたり、骨盤底筋を鍛えることにもなり、失禁の予防や改善にもなる。
同じフィットネスで働くの玉澤先生のクラスに出させていただいたときに興味を覚えたのだ。
これは高齢者の方々のためになる!そう思ったら、自分が音痴なのも忘れて研修に応募していた。
でも、そんなに世の中甘くなかった。
他の研修生は歌が得意なのは当たり前、プロで音楽活動している人までいる。
場違いな私は毎回、青くなったり、白くなったり、赤くなったり、壊れた信号機のようだ。
教官は目を三角にして私に厳しい指導をした。
どうしようもなくなり、主人に泣きつく。主人は音大卒業でギターリストでもある。歌も歌う。
それから毎日特訓が始まった。時にはピアノ、時にはギターで歌の特訓である。
二人で色々な歌を歌うようになった。
そして、試験が近づくと、私がヴォーカリズムの先生で主人が生徒となった。
近所迷惑もいいところである。もしかして、ヴォーカリズム殺人事件なんて起こってもおかしくないかもしれない勢いで歌った。
どうにか音が取れるようになったころ、歌うことが喜びへと変わっていった。
普段の話し声は低いような気がするが、声はソプラノらしい。
歌うことって気持ちいいと初めてこの年で知った。
そして、とうとうオーディションを迎えた。
緊張してしまい、逆にお茶らけてしまう悪い癖が出た。それに対して、厳しい指導官は「高齢者に対して相応しい指導ではない」と言い放った。
毎日、高齢者に指導している私に対してだ。高齢者の方のためにこの資格を取ろうとしているのに、だ。
悔しくてオーディション会場を抜け出して泣いた。気持ち悪くなり、少し吐いた
やり切ったとはいえ結果が恐ろしかった。
そして、今日、合格の通知をもらった。でも条件付き。しスキルを上げる努力をすること。
もちろん望むところである。
今のままではだめなのは一番私が分かっている。
これkらも人の何倍も努力していくつもりである。
高齢者の方の笑顔が浮かぶ。その笑顔を引き出すまでは負けない、くじけない!




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maruhashi

インド古典舞踊家 丸橋 広実

南インド ケララ州の古典舞踊 モヒニアッタムの舞踊家です。
ヨーガ、ジャイロトニック、ジャイロキネシスのインストラクターでもあります。
美味しいもの、心と体に優しいことが大好きです。

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