心と身体に優しいインド舞踊

インド古典舞踊(モヒニアッタム)で、心も身体も元気に!

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古典における4つの鉄則

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2017年インド舞踊公演「ヤマトタケル印度万華鏡に」取り入れたくて始めた剣詩舞。
公演が終わってからも継続することにした。
インド舞踊と剣詩舞は遠いようですごく近い。
古典芸能というのは国境を超えるものなのではないかと思う。
先日の稽古。あまりにも先生の指導が細かく、妥協を許さない。
少しうんざりした私はここまで追求することが必要なのかと聞いてしまった。
そこから先生の大演説会が始まる。
剣詩舞で必要な要素は主に4つある。

基礎技量
練磨
詩心
舞台表現

この四つの要素があることが古典芸能である。
けれども、基礎技量をそれなりに身につけ詩心に走り、舞台に立つ人が多く、それはかなりインスタント的で、古典芸能とは言えない。
かなりこの言葉は私に衝撃を与えた。長年思ってきたこと。
インド古典舞踊もこの四つが大事であるけれども、あまりにも道のりが長いため、挫折する人も多い。
でも、世の中にはもっと手軽で詩はなんとなくニュアンス、リズムに乗って楽しく手軽に踊れるものに溢れている、
そのような踊りを観ても、私の心はざわつき、踊っている人が滑稽に見えてしまう。
それは、この四つの要素のバランスが悪いからだったのだ。
では、自分を振り返るとどうか?
基礎技量はそれなりに留学中身に着けた。詩心に重点を置き、感情表現に溺れ、練磨を怠ってきたように思う。

でも、有り難いことに、古典はそれを放置はしない。長い間踊っているうちに、少しづつ、四つの要素が私にもよく入り込んできたように自負している。練磨はかなり足りないが、、
もちろん、師匠の存在は大きい。詩心にばかり溺れる私に何度も警告はしてきた。
けれども、その師匠はいない。
師匠は亡くなる半年前に、「私が死んでも後悔しないようにちゃんと学びなさい」、と最後の警告を私にした。
そして、言葉通り師匠は亡くなり私は一人だ。
一人で、どこまでインド古典舞踊を何処まで続けていくことが出来るか自信がない。
けれども、今年の公演のアンケートには、たくさんの方が、創作だけでなく、私のインド古典舞踊も観たかった、という意見が書かれていた。
私の古典舞踊に価値があるとは思っていなくて、こに数年ただひたすらお客様を楽しませることだけを考えて創作舞踊、舞台作りをしてきた。
これから一人で練磨していかなければならないいばらの道のりが始まった。
師匠、どうか見守ってほしい。
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ご恩返しの落語

落語を初めて一年半年ぐらい経つのだろうか?
きっかけは環境運動家の辻真一さんのお誘い。
古今亭菊千代師匠を講師に招くサークルに入った。
落語は好きだけれども愛好家というわけではなく、知らないことがほとんどだ。
高座も4回ぐらい上がったが、やはり素人は素人。
止めた方がいいかしら、とも思った。
でも、藤原ご夫婦が許さなかった。
藤原さんというのは、私が二十代のころからお世話になっているご夫婦だ。
彫刻家の旦那さんのもとへモデルとして毎週通った時期がある。
必ず、その後夕飯をご馳走になり多くを語った。
落語を始めたことを告げると、私より二人は喜んだ。
私には才能がると信じて疑わない。
酔って話す私の話しに、二人は腹を抱えて笑っていた昔が思い出されるという。
その二人が今年に入ってアトリエを改築してサロンを開いた。 そして、私は高座をこけら落としでやらせていただいた。
昨日は2回目。インドの話しも交えて落語を二つやらせて頂いた。
目を輝かせて聞いてくれたのはお客様よりこのご夫婦。先日より上達したと自分のことのように喜んだ。
私が長年受けたご恩は落語で返すしかないことに気が付いた。
2人を笑わせるため、下手な落語を続けていこうと思う。
永遠のアマチュアなりに緩やかに上達していきたい。それが人の役に立つのなら。

私は何者?

公演が終わりゆっくりしようと思っていたらそんな甘くなかった。
9月23日はゆとりろん祭り@中野 剣詩舞出演 6時から
9月24日はナマステインディア@代々木公園 5時20分から「丸橋広実モヒニアッタム舞踊団」7
10月1日は落語とインドこぼれ話@所沢 2時から

落語のチラシ

なんとか楽しくこなしていきましょう。
なんだかバラエティーに飛びすぎ。私は何者か?と自分でも(;^_^A
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無事に戦いが終わりました

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ヤマトタケル印度万華鏡が満員御礼で無事に終了した。9月9日 座高円寺2にて
去年末にインドへ行き創作、録音してきた作品である。
ヤマトタケルの物語を説明して作詞してもらい、振り付け、作曲 録音とたいへんな作業がある。
そして帰国して稽古を始めるのだがどうもうまくいかない。
悩んだ末、日本の武術を取り入れることにした。
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最初に門を立ちたのは殺陣教室。二十代の若者の中でめちゃくちゃ鍛えられた。
それでも飽き足らず、剣詩武の門もたたき個人レッスンが始まった。
日本刀も買い、生れてはじめて袴をはいた。
来る日も来る日も剣を振り続けて、すっかり気持ちはモヒニアッタムは私から遠くなってしまった。
魅力的な女性の踊りと、剣を振りながら舞う自分。
この二つの自分は出会い直し新しい道へいくのだろうか?
それとも、どちらかと別れるのか?
まだ整理がつかないけれども、きっと自分の進むべき道はあるのだと思う。

威風堂々と生きる父のこと

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お盆にちょっとだけ実家に帰った。84歳である。
父は少し瘦せていた。物忘れも多くなった。
でも相変わらず、父は素敵だと思う。
煙草が止められずに、肺は95歳と宣告され手、時々咳が止まらなくなるらしい。
「それでどうするの?」という私の問いに
「これからは威風堂々と生きればいいんだ。かがまなければ咳は出ないから」と言い切った。
父には煙草を止める選択肢はないらしい。
思い返せば父は人に媚びたりしないけれども、だれとでも仲良く接することができる人だ。
母も、兄も、姉も、私も孫たちもみな父が大好きである。
どうして、こんな美徳が私には受け継がれなかったのだろうと不思議である。
私は好き嫌いの激しい母に似たのね、とつぶやいたら、お盆で帰ってきている母に怒られそうだ。
母にお願いしたい。母の愛する父を今は連れて行かないで欲しいと。
いつか遠いいつかその日が来るまで。

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maruhashi

インド古典舞踊家 丸橋 広実

南インド ケララ州の古典舞踊 モヒニアッタムの舞踊家です。
ヨーガ、ジャイロトニック、ジャイロキネシスのインストラクターでもあります。
美味しいもの、心と体に優しいことが大好きです。

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